運動とメンタルヘルスの関係

運動とメンタル

筋トレや有酸素運動を行うと、高血圧や肥満の予防・改善、糖尿病など生活習慣病のリスクを減らす、骨量減少の防止など身体の健康のための効果があります。

しかし運動の効果はそれだけではなく、メンタルヘルスの改善にも関わってきます。

今回は運動とメンタルヘルスの関係について書いていきます。

◇メンタルヘルスに良い影響をする理由

・ストレス解消のための神経伝達物質が分泌される

運動をすると、セロトニンやエンドルフィンという神経伝達物質が分泌されます。

セロトニンは頭をスッキリさせる効果や心を安定させてくれる効果があり、エンドルフィンは痛みを和らげる効果や幸せを感じさせてくれる効果があります。

運動を習慣づけることでこれらの神経伝達物質が安定して分泌されるため、ストレス解消が期待できます。

・睡眠の質の改善

運動不足だと、頭は疲労状態でも身体は疲労していない状態になってしまい、眠りたいのに眠ることが出来ずストレスに繋がります。

しかし運動をすることによって、体も疲れてぐっすりと眠ることができてストレス解消が期待できます。

メンタルヘルスに悪影響な運動方法

・量が多すぎる運動

1日に3時間以上運動を行っている人や、月に23日以上運動を行っている人は運動量が多すぎです。

このくらいの量の運動を行っている人は、運動量がゼロの人よりもむしろメンタルヘルスが悪化しやすい傾向がある、ということが分かっています。

・激しすぎる運動

1日座りっぱなしだった反動や、普段運動できない分を解消するために週末に運動をする、という人がいると思います。

しかし、運動をしていて息切れが激しくなってしまう場合や大量に汗をかいている場合は限界を超えてしまっているため注意が必要です。

自律神経にすごく負担がかかり、脳の疲れに繋がります。

メンタルヘルスの安定のために運動は効果的ですが無理は禁物です。 適度な運動を心がけ、ストレスのない生活を送りましょう。