ファスティングとは

ファスティング

ファスティングという言葉を聞いたことがありますか?
最近耳にするけど詳しくは知らない、という方もいるのではないでしょうか。

今回はファスティングについて書いていきます。

◇ファスティングとは
「ファスティング」とは日本語で「断食」を意味します。「ファスティング中は何も口にできない」と思っている方もいるかもしれませんが、「絶食」ではないので全く食べないというわけではないです。通常の食事をするのではないですが、最低限の栄養とカロリーの摂取は行います。

◇ファスティングの効果

1、腸内環境が整う
消化器系の臓器が弱ると、便秘を引き起こしてしまいます。しかしファスティング中は消化・吸収を行わないので、消化器系の臓器が休息を取ることができ、休息の間は修復や疲労回復にエネルギーが使われます。その結果便秘が解消され老廃物や有害物質が排出できるようになり、腸内環境が整います。

2、肌がきれいになる
ニキビや吹き出物、肌の色が悪いなど肌の調子が悪い原因は有害物質や老廃物です。ファスティングでその老廃物を外に出すことによって、新陳代謝が活発になり肌の調子が良くなることが期待できます。

3、免疫力のアップ
腸内には、食べ物や飲み物と体内に侵入してきた病原菌を止めるための免疫細胞が集まっています。ファスティングを行い腸内環境が整うと免疫細胞が元気になり、免疫力の向上につながります。

◇ファスティングのやり方

初心者の方にオススメな「1日ファスティング」について紹介します。
「1日ファスティング」は準備期1日、ファスティング期1日、回復期1日の三段階で行います。

”準備期”(断食前日)

・朝食:通常の食事

・昼食:胃に優しい食事

・夕食:胃に優しい食事

”ファスティング期”(断食当日)

・ファスティング中は白湯、酵素ドリンク、スムージーなど水分のみを摂取

”回復期”(断食翌日)

・朝食:胃に優しい食事

・昼食:胃に優しい食事

・夕食:通常の食事

ファスティングをやってみたい方は参考にしていただければ幸いです。

◇ファスティングは避けた方が良い人
良い効果があるファスティングですが、避けた方が良い人もいます。

・子供

栄養を取ることが大事な子供がファスティングを行うと、栄養不足になり成長に影響が出てしまったり感染症にかかりやすくなる可能性があります。

・65歳以上の高齢者

高齢の方がファスティングで栄養不足になると、骨が強さを失い怪我をしやすくなったり免疫が落ちて病気にかかりやすくなる可能性が高くなります。

・妊娠中の方

母体が栄養不足になると、母体から栄養をもらって育っている胎児の発育に影響を及ぼしてしまいます。

・痩せすぎの方

痩せすぎている方は栄養が足りていない可能性があるので、ファスティングをすることによって栄養失調で倒れるなど身体に悪い影響が現れてしまう可能性があります。 ファスティングは人によっては悪影響を与えてしまうので、自分は行っても問題ないかを確認してから試すようにしましょう。